口火を切ったのはマツダのデミオ・スカイアクティブだが、すかさず追従してきたのがダイハツ。昨年9月に登場したミライースの燃費はJC08モードで30㎞/L。リッター30㎞といえば僕が10年ぐらい前にもっていた原付スクーターの実用燃費とほぼ同じ。これはもう驚きとしか言いようがない。
そんななか、今度はスズキである。アルトに新しく設定した「アルト・エコ」なるモデルのカタログ燃費は、イースをも凌ぐ30.2㎞/L。数字が数字だけに、スーパーカーブームの頃のランボルギーニ・カウンタックとフェラーリ512BBの最高速競争(300㎞/h vs 302㎞/h)を思い出した。そう、フェラーリが絶対にランボルギーニに負けたくなかったように、30.2㎞/Lという数字には、スズキの「ダイハツには絶対に負けたくない」という強烈な意地かも。